2004年12月29日
世界の白樺の樹液
【日本】
白樺の樹液は、アイヌ語で「タッニワッカ」と呼ばれ、アイヌの人々は健康飲料としてそのまま飲料したり、調理用としていました。
【韓国】
南部の智異山では、早春に、秋の豊作を祈って「藥水祭」を行い、神に供えた後、徹夜で飲み合います。翌朝樹液で炊いたご飯を賞味します。
【フィンランド】
白樺は山火事などの後に、最初に生え、雜木林を育てていくことから「マザーツリー」と呼ばれています。樹液やサウナの枝、樹皮のバッグなど国民に広く親しまれています。
【ロシア】
雪解けの頃、近郊の森に出かけ、みずみずしい樹液を飲む習慣が、モスクワの人々にも殘っており、「これこそ百薬の長だと今でも信じている」と報道されています。
白樺について
●白樺(シラカンバ)Betula platyphylla var. Japonica Hara
北海道に広く分布する落葉高木、大きいものは20メートル以上にもなる。一般的には高さ10~20メートルで胸高直径30ー40cmになる。樹皮は白く線点がある。
明るい高原、山地の斜面、山火跡地など日当たりの良いところに一斉に生え、しばしば大きな群落をつくる。本州では中部地方以北に分布する。
●白樺樹液の秘密
雪の解けかかった北海道の早春、白樺の幹に孔を空けると無色透明な樹液が溢れ出てきます。これは溢出樹液と呼ばれ、ほのかに甘く、さらっとした、さわやかな飲み心地のする液体です。ユーラシア大陸の北方諸国や日本のアイヌの人々には古くから知られ、健康飲料として愛飲されてきました。この現象は1カ月間のみで、その溢出機構はまだ多くの謎につつまれています。
樹液には水分以外に、果糖、ブドウ糖などの糖分、アミノ酸、リンゴ酸などの有機酸、多糖類、配糖体などの有機物と、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、鉄、アルミニウム、亜鉛、リンなど多種のミネラルが含まれています。糖成分には砂糖がほとんど含まれていないのでヘルシーな甘さといえます。またミネラル成分も樹液の必要とする成分が選択吸収されているため、地下水のそれとは大きく異なっています。身体や内蔵の活性化、抗ストレス、利尿、便秘、痛風、リューマチ、関節炎、胃腸病、腫れ物、扁桃腺、抗壞血病などへの効果が世界各地の人々により伝承的に言われています。
