松山農場ってどこにあるの?

松山農場は、北海道美深町の仁宇布(ニウプ)地区というところにあります。降雪量も多く、厳寒の土地ですが、夏は30℃以上になることもあります。
昭和55年に肉牛牧場として出発しましたが、昭和62年に羊牧場と、農作物生産農場に転換し、現在、羊500頭、ソバ45ha、じゃがいも50aの経営状況となっています。加工品として、羊肉の他、羊のミルクを使った瓶詰め羊乳・チーズ・ヨーグルト・ソフトクリーム・アイスクリームの製造も行っています。そんな中に、農場民宿「ファームイン・トント」があります。

アクセスを要約しますと、札幌や千歳方面からは道央自動車道で旭川方面へ。和寒インターを下りて国道40号を名寄方面へ。美深駅の手前で右折し道道49号に入り、「ペンケニウプ川」沿いに、まっすぐ走ると部落唯一の信号のある交差点が見えてきます。(左折すると「トロッコ王国美深」です。)そこから、まっすぐに歌登方向に進み、三叉路を「仁宇布小中学校」の方へ右折し、細い道を直進すると、畑の向こう、白樺林を背景に「ファームイン・トント」が見えてきます。

お気をつけてどうぞ。
お会いできる日を楽しみに、お待ちしております。

ひつじ達

 

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現在、松山農場の羊は、種雄羊6頭、繁殖用雌羊130頭です。
でも毎年1月から7月の間に250~300頭の子羊が生まれるのです。
2月現在65頭の子羊が生まれ、元気にとびまわっています。
私共の牧場は、 乳用種のフライスランド種、肉用種のポールドドーセット種、皮革用種のロマノフ種の 3種類からなっています。ほとんどの個体は、それらの雑種となっていますが フライスランド種の形質が最も多く現れていると思います。 本来ならば、(有)松山農場の業務内容から云うと、乳用種のフライスランドの純粋種を揃えるのが理想なのですが、異なった遺伝子の雄羊を確保することが困難ですし、雑種強制と云って、雑種にした方が丈夫な羊に育つということもあり、雑種化されているのです。
 とにかく羊が元気で乳をたくさん搾ることができれば良いという観点から羊牧場を営んでおりますので、色々な顔と色々な体型をした羊を是非見に来て下さい。
毎年3月中旬より搾乳作業が始まり10月下旬まで続きます。
最初 機械搾りをしていたのですが、血の混ざった乳をチェックできない欠点を未だに克服できず、結局手搾りでひたすら握力をきたえている有様です。
1日1頭から1リットルの羊乳しかとれず、しかも手搾りであることが羊の乳製品の高い原因になっています。
暴れる羊もたまにいるのですが、大きな体の牛とは異なり、羊を相手にしてもケガすることはありません。皆様もファームイントントに一泊されて乳搾りの体験をしてみて下さい。

じゃがいも

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 天塩川流域に広がる美深町は、北緯44度30分に位置する冷涼地で、寒暖差の激しい盆地型の気候です。(冬、 氷点下41.5℃、夏、摂氏36℃の記録があります。)その中でも、高原の仁宇布地区は、じゃがいもの成長期である夏の昼夜の温度差が大きく(太陽が沈むと急に涼しくなる)炭酸同化作用を盛んにし、じゃがいもの澱粉量を多くします。原産地の南米アンデス山麓にも似た、夏の朝夕の、仁宇布独特の湿気の少ない涼しさが、ホクホクで甘い、日本一の(私たちはそう思っております)馬鈴薯を生産する最高の条件となります。
「仁宇布ならではの美味しさ」は、仁宇布の自然のもたらす、北の大地の恵みなのです。
 仁宇布では、他の地区より遅い春を迎える6月に種芋が蒔きつけられます。7〜8月にはじゃがいもの赤や白の花が満開となります。
秋の訪れは早く、9~10月に収穫されます。収穫されたじゃがいもは丁寧に選別され、待ちわびる全国のファンのところに送られます。送料を含めると決して安いものではないのですが、「一度この美味しさを味わうと、他のものは食べられない」とおっしゃっていただきます。期待を裏切らないよう、作業に精を込めたいと思っております。

会社概要

このホームページで販売しています、羊乳製品および白樺の樹液関連製品は、(有)松山農場と(有)さっぷの2社で製造販売を行っています。

(有)松山農場

-所在地-
本店所在地:098-2208 北海道中川郡美深町仁宇布660
事務所:098-2223 北海道中川郡美深町東3条北1丁目7
TEL 01656-2-1781  FAX 01656-2-1783
MAIL tonttu@matsuyama-farm.com

※羊から乳を絞り、羊乳・ヨーグルト・チーズ・アイスクリーム・ソフトクリームなど多種類の羊乳製品を製造販売しています。ホゲットに特化したオリジナルな羊肉も人気があります。合わせて、ジャガイモやソバなどの畑作物も生産しています。

(有)さっぷ

-所在地-
本店所在地:098-2208 北海道中川郡美深町仁宇布437-3
事務部門:047-0031 北海道小樽市色内3丁目3番8号
TEL 0134-23-8201  FAX 0134-22-8857

※清涼飲料水「森の雫」を中心に、食品や化粧品など、さまざまな用途に広がって注目を集めている「白樺の樹液」を採集・製造・販売しています。白樺の幹に生える「カバノアナタケ」というキノコをもとにした清涼飲料水「茶雅」(チャーガ)もつくっています。